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7 Solex Plugin(Webアプリケーション操作レコーダ)

Solexは、Eclipse上でテープレコーダの用にWebアプリケーション上での一連の操作を記録し、再生するツールである。

Solexは、Web proxyとして、ブラウザーとWebサーバの間に介在し、その間のやり取りを記録し、同じ操作をブラウザーを使わずに再現することができるため、デバッグや負荷テストに利用すると有効である。

7.1 入手方法

Solexのサイトには、Solexの使いかたら説明されており、以下のファイルをhttp://sourceforge.net/projects/solexからダウンロードする。

  1. ソースも必要な場合には、Solex-src-0.4.3.zipもダウンロードする

7.2 インストールと設定

7.2.1 インストール

以下の手順で、インストールする。(17)

  1. ダウンロードしたzipファイルを展開する
  2. 展開したeclipseディレクトリ以下のpuginsをC:\local\eclipse\pluginsに上書きする。
  1. Windows 2000のように標準でzipファイルの展開機能がない場合には、jarによるZIPファイルの展開を参照されたい。

7.2.2 設定方法

Solexは、設定する項目は特にない。しかし、セッションの記録と再生を行う時に、パースペクティブ「Solex」に替えておくと、メッセージのやり取り内容や再生時の結果を見ることができる。パースペクティブの表示は、以下ように行う。

  1. 「ウィンドウ」→「パースペクティブを開く」→「Solex」を選択する

7.3 活用例

7.3.1 操作の記録

記録を行う場合には、ブラウザの設定でProxyを設定する必要がある。(18)以下の手順で操作を記録する。

  1. Internet Exploreの「ツール」→「インターネット・オプション」を選択する
  2. 「接続」タグの「LAN設定」ボタンを押す
  3. プロキシサーバーのチェックボックスをチェックし、アドレスにサーバのIPアドレス(同じマシンの場合は、localhost)を指定し、ポートに8088(19)を指定する
  4. Eclipseのメニューから「ファイル」→「新規」→「その他」を選択し、「Solex」の「New HTTP Session」を選択し、新規のセッション(シナリオ)を作成する
  5. EclipseのSolexツールバーの記録ボタンを押す
  6. ブラウザからWebサーバに接続して、一連の操作を実行する
  7. Solexツールバーの停止ボタンを押す
  1. ここでは、Microsoft Internet Exploreを使った設定方法を説明する。
  2. Solexのデフォルトポート番号

7.3.2 操作の再生

操作の再生は、次の手順で行う。

  1. 再生したいシナリオファイルを開く
  2. Solexツールバーの再生ボタンを押す